MERS 特別記念講演会
医師・患者の関係を巡って
-「医師と患者のライフストーリー」調査を振り返って-
2010年3月14日(日)13:30~15:30
ホテルはあといん乃木坂 B1F フルール
主催:特定非営利活動法人 ネットワーク医療と人権
「心」をもった患者と対峙することを日々要求される医師という職業、それは一体いかなる職業なのか。
いわば医師は、医学という海の上で治療行為へと船を進める。その航海を支えるものは医学だけで良いはずがなく、患者や社会も医師や医療の姿を形作ってゆくべきではないか。
(「医師と患者のライフストーリー」論考編序章より)
私たちネットワーク医療と人権では、2001年10月から「輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究委員会(委員長:養老孟司氏、副委員長:村上陽一郎氏)を発足し、医師と患者のインタビュー調査をスタートしました。
調査研究委員会としての最終報告書「医師と患者のライフストーリー」を2009年3月に発行し、2010年3月をもって解散することになりました。
この特別記念講演は、調査研究委員会としての最終的な講演会として企画しました。
【講演者紹介】
○ 村上 陽一郎(むらかみ よういちろう)
1936年東京生まれ。国際基督教大学大学院教授、東京大学名誉教授。専門は科学史、科学哲学。東京大学教養学部卒。同大学人文科学研究科比較文学・比較文化専攻博士課程修了。東京大学先端科学技術研究センター長などを歴任。
主な著作に「生と死への眼差し」「科学者とは何か」「21世紀の『医』はどこに向かうか」「科学の現在を問う」「安全と安心の科学」などがある。