「薬害HIV」問題経験の社会学的研究
-ナラティブ・アプローチから-
はしがき
平成19~21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))、研究課題名:「『薬害HIV』問題経験の社会学的研究-ナラティヴ・アプローチから-」、(課題番号:19330122)の研究組織の構成
「輸入血液製剤によるHIV感染問題研究委員会」-科研研究組織の親(上位)組織-の組織構成
目次
まえがき
第1部 論考編
第1章 治療法の過渡期を生きる -インヒビター患者からみた製剤の効用と限界- (松原 千恵)
第2章 「弔い」としての訴訟運動参加 -感染被害者Hp氏の場合- (本郷 正武)
第3章 患者の自立を重んじる医師の語り -患者の親密圏形成に影響を与えたケース- (入江 恵子)
第4章 血友病臨床医の問題経験 -Qd医師の場合- (蘭 由岐子)
第5章 小児科医師たちによるHIV感染「告知」の諸相 -血友病治療・HIV/AIDS治療の経験から- (中塚 朋子)
第6章 HIV感染告知にまつわる医師の「迷い」 (種田 博之)
第7章 血友病患者のHIV感染における「告知」の問題点 (太田 裕治)
第2部 資料編
インタビュー・トランスクリプトの凡例
Bd(1980年代に血友病診療を行っていた医師)とHp(患者本人)
第3回(Bd)・第4回(Hp) そこまで期待してくれていたことを当時つかめなかったことは、
反省しなくちゃいけないけど、ありがたいことです
Mp-患者本人
第1回 すっきりはしましたね。あの、ある程度のことは分かったから。好きじゃないんだけど。
分けきれたといいますか
Bf-患者家族・母
第1回 自己注射ができて、障害もすごく減ったんですけど、毒入りだったら要らなかった。
障害が仮に残っても
Kf-患者家族・父・患者会元会長
第1回 誰でもいいから血液専門の医者が必要だった
Lf-患者家族・父・患者会元会長
第1回 医師との関係を何であっても保ちたい
資料解説 【資料】「OT会 発会から10年あまりの歩み」について
【資料】「OT会 発会から10年あまりの歩み」
資料解説 【資料】「血液製剤」の広告について
【資料】「血液製剤」の広告
助成期間内の業績一覧