第1分冊 論考編 | ネットワーク医療と人権 (MARS)

第1分冊 論考編

医師と患者のライフストーリー
輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究 最終報告書


第1分冊 論考編

序論 -最終報告書発行にあたり- (花井 十伍)

第1部 医師はどのように捉えていたのか -医学論文が記述したHIV/AIDS

 序   「薬害エイズ」の脱常識化を目指して (種田 博之)
 第1章 「薬害エイズ」/非加熱製剤によるHIV感染問題を理解するうえでの基本的な事象 (種田 博之)
 第2章 血友病を治療することについての認識 (種田 博之)
 第3章 1980年代半ばまでの間のHIV/AIDSにまつわる医師の認識枠組み (種田 博之)
 第4章 1980年代末までの間のHIV/AIDSにまつわる医師の認識枠組み (種田 博之)

第2部 医師であること

 序   医師のナラティブ -医師であること、医師にとっての「薬害HIV」 (南山 浩二)
 第1章 Ad医師のライフストーリー (南山 浩二・本郷 正武)
 第2章 「病気が人格をもってるじゃないですか」-ある臨床医の「薬害HIV」問題経験 (蘭 由岐子)
 第3章 血友病医が経験した薬害HIV事件 -慢性疾患における臨床医の役割 (青山 陽子)
 第4章 医師としての職務に親和的なもの/親和的でないもの
     -「告知」「インフォームド・コンセント」をめぐるある医師の語りより (大北 全俊)

第3部 治療すること、患者との関係について

 序   医師と患者のライフストーリー・ナラティブから見たHIV感染被害の経験 (山田 富秋)
 第1章 難病から管理可能な慢性疾患への転換期と薬害HIV感染被害事件の発生について (山田 富秋)
 第2章 加熱製剤が認可されるまでの間のHIV/AIDSに対する危機感 (種田 博之)
 第3章 医師と患者の関係をめぐって (好井 裕明)
 第4章 いわゆる「集団告知」の多声的記述 (本郷 正武)

第4部 総括・結びにかえて

 第1章 輸入血液製剤によるHIV感染問題調査の目指したもの (若生 治友)
 第2章 加熱後の血友病診療医から見た「薬害エイズ」 (日笠 聡)
 第3章 患者から見た輸入血液製剤によるHIV感染問題調査 (森戸 克則)
 第4章 薬害HIV感染問題の調査・分析が21世紀の医療現場に示しうる論点 (横田 恵子)

第5部 対談

 薬害エイズと世間 ~医療と市民社会~ (養老 孟司・村上 陽一郎)

年表

輸入血液製剤によるHIV感染問題調査研究委員会 研究者一覧