平成20年3月 報告書 | ネットワーク医療と人権 (MARS)

平成20年3月 報告書

被害当事者・家族のライフヒストリーの社会学的研究
-薬害HIV感染被害問題を中心に-

はしがき

目次

はじめに

1.医師と患者のナラティヴの接点をめぐって -薬害「HIV」問題の社会学的研究から (山田 富秋)

2.医師と患者のあいだにある「信頼」をめぐる語りについて (好井 裕明)

3.いわゆる「集団告知」の多声的記述 (本郷 正武・蘭 由岐子・大北 全俊・若生 治友)

4.医療スタッフと患者は「薬害HIV事件」をどのように経験したのか -80年代のある地域病院が直面した現実
  (桜井 厚・青山 陽子)

5.「粋に生きる」というモットー (種田 博之)

6.ある地方在住HIV感染血友病患者の「叫び」を聞く (蘭 由岐子)

7.血友病患者活動の停滞と突破 -90年前後の大阪の状況を中心に (西田 芳正)

8.血液製剤によってHIV感染したある男の語り -「友」の生き様を語り継ぐ (若生 治友)

9.社会的絆がつなぐ当事者の思い -あるHIV薬害感染・血友病患者の語りから見えるもの (入江 恵子)

10.ある地方都市に生きるKさん -和解後の裁判への参加に焦点をあてながら (南山 浩二)

11.HIV感染被害を受けなかった血友病患者のライフストーリー (中塚 朋子)

12.ある患者団体の戦略と彼らのリアリティ -1987年9月~1993年3月の『京都からの手紙』の分析より
  (大北 全俊)

13.「薬害エイズ問題」調査の6年間:批判的省察の試み (横田 恵子)